5日目夜 歯から考える食事 - UANGO | 玄米食プログラム
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    5日目夜 歯から考える食事

    こんばんは。プログラムの5日目の夜を迎えました。UANGOのプログラムでは、砂糖と食品添加物、グルテン、お肉やお魚、卵などの動物性食品を摂らない玄米食をお試しいただいています。さまざまなものをそぎ落とした食生活はいかがでしょうか?

    私は正直に言うと、始めた当初はとても辛かったです。もともとの食生活が乱れていたため、好きなものが食べられないという状況が辛かったのを覚えています。

    私の場合は、元々夫の病気がきっかけで、食事療法として玄米食をスタートしました。今までの食生活とガラッと変わったことで、物足りなくなってしまったというのが本音です。

    また、私は元々料理が大好きで、いろいろな食材を買っては気になるレシピを作るというのが毎日の楽しみでした。だからこそ、食卓が寂しく感じてしまい、作る喜びが減ってしまったと当時は感じていました。

    それでも、夫の病気のために出来ることは全部すると心に決めて取り組んだことが、UANGOの原点です。辛かった期間もありましたが、多くの気付きがありました。例えば、食べすぎていたこと。私は、玄米食を続けていくうちに「足るを知る」という、今あるもので足りているということに気付くことが出来ました。実践していくうちに、あれもこれも食べなくていいことがわかり始めたんです。そういった心境の変化は私にとって大きな収穫でした。それが分かってからは、辛かった気持ちがなくなり、玄米食で十分満たされ、幸せな気持ちで食事を摂ることが出来るようになりました。体質の改善も実感できたからこそ、取り組んで良かったなと感じています。

    過去を振り返ると、私はたくさん食べてしまっていたり、作りすぎてしまっていたところがありました。それまでは、もっともっと!となっていた自分に気付くことが出来ませんでした。それが玄米食を試したことで、私は普段作りすぎてたと気付くことが出来ました。玄米食を数日続けると、意外にも心身ともに満足できることがわかりました。玄米食は、私にこのような心の変化ももたらしてくれたお食事でした。

    ぜひ皆さんも、削ぎ落した食生活の中で、ご自身に多すぎたものは何だったか振り返ってみて頂ければと思います。そのようなものが見えてくるとプログラム後の食生活も少しずつ変わってくると思います。スーパーで手に取るものも変わります。私の場合は、スーパーで普段買っていたものが減っていき、玄米食のおかげで食費が減ったという嬉しい発見もありました。

    玄米食生活5日目は、ぜひご自身に多すぎたものを考えてみてくださいね。

    より適切な食事にするために

    本日のテーマは「歯の形から考える食事について」です。私達人間が本来食べるべきものはどんな物が良いのか、「歯の構造」を考えながら最適なバランスを見つけていきたいと思います。

    これまでの配信では、砂糖、お肉、添加物やグルテンなどのお話をしてきました。
    それぞれ理由をもとに食べ過ぎや摂りすぎには気を付けたいというお話や、うまく付き合っていく方法お話したと思います。

    そこで皆さん、各ラジオを聞きながら「何をどれだけ食べたら良いのかな」と思いませんでしたか?

    砂糖やお肉など各食材に対して、「食べすぎには気をつけて適度に食べてください」と言われても「適度とは、どれくらい…?」とツッコミを入れたくなりますよね。

    私も勉強をすればするほど、「結局どうすればいいの?」と迷走してしまった時期がありました。というわけで、皆さんの「結局何をどれくらい食べればいいの?」という疑問に、本日は踏み込んでいきたいと思います。

    歯から考える食事の割合

    はじめに、動物には、草食動物や肉食動物という分類があります。では、我々人間はどちらに該当すると思いますか?

    結論から言うと、人間は雑食動物、もしくは穀食動物と言われています。

    この時、いろいろな角度からの見方があるのですが、ポイントは「歯」です。実は歯の形は、食べ物の種類と関係が深いのです。お肉を食べる肉食動物と草を食べる草食動物、そして両方を食べる雑食動物では歯の形が全く異なります。




    まずはライオンの歯をイメージしてみてください。肉食動物の歯は犬歯が発達していてお肉を割いたり、噛み砕いたりするために、歯がピンと鋭く尖っています。

    一方、牛や馬、鹿などの草食動物は門歯という前歯や、臼歯という奥歯が発達していて、この歯が草や果物をギュッとすり潰すことが得意の歯になっています。

    これに対して、人や猿のような雑食動物は、肉食動物が持っている犬歯、そして草食動物が持っている門歯(もんし)、臼歯(きゅうし)があり、これら三種類の歯がバランスよく発達しています。まさに肉食動物と草食動物のハイブリットのような歯の構造です。

    このいいとこどりの人間の歯の構造を詳しく見ていくと、面白いことがわかります。まず、人間の歯は32本あります。その内訳は、穀物をすりつぶす臼歯が20本、野菜や果物を噛み切る門歯が8本、肉や魚を嚙み切る犬歯が4本です。この割合を見ていると、臼歯60%、門歯25%、犬歯10%という割合になります。そして比率にすると、臼歯、門歯、犬歯は5対2対1となります。

    この割合から見て聞くと、人間は穀物5割に対して、野菜果物を2割で、魚やお肉を1割という割合で食べるのが最適だと教えてくれています。冒頭でも出てきた、「適度な量ってどのくらい?」「結局何をどれくらい食べればいい?」という答えを歯が教えてくれるのです。

    穀物5割、野菜果物2割、お肉お魚1割、このバランスをぜひ覚えてみてください。このバランスが我々人間にとって最適な本来の食事を示してくれています。

    最後に

    今朝は私達人間は何を食べればいいか?というお話でした。日々、野菜やお肉を食べて栄養を摂らなくては思いがちですが、実は歯の割合を見てみると、シンプルにお食事の5割つまり半分は穀物で良いことがわかりました。また、その穀物の中でも栄養豊富な玄米を食べていれば、人間に適した食事になるということです。

    そこに添加物や砂糖などが極力入っていない、シンプルで素材を生かしたお野菜や果物を2割、あとは1割ほどのお肉や魚があれば、食卓は本当に十分です。あれもこれもと思う必要は全くないのです。もっと気持ちを楽に、玄米を中心とした食生活が送ってくださいね。

    本日のテーマは「歯の形から考える食事について」でした。それでは本日はこの辺で、今日も1日元気よくいきましょう。いってらっしゃい。