5日目朝 食欲と向き合う - UANGO | 玄米食プログラム
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    5日目朝 食欲と向き合う

    本日プログラム5日目、皆さんお目覚めはいかがですか。お通じに変化はありましたでしょうか?

    玄米食を試していく中で「意外と続けられている!」という方もいれば、「食べたいものが食べられなくてストレスがたまっている‥」という方もいらっしゃるかと思います。私の場合は夫の病気がきっかけで玄米食を始めましたが、玄米食を初めて1週間ほど経ったときに、やはり飽きを感じていました。

    玄米食を始める前は、お肉を中心に夜のおかずを作って食べていました。また、甘いものも大好きでドーナツやケーキも日常的に食べる生活を送っていました。そのため、急に食事が変わり好きなものが食べられなくなると、甘いものを食べたくて仕方がなかったのを覚えています。

    これまでの配信では、砂糖やグルテン、お肉など、食べ過ぎると体に悪影響があることをお伝えをしました。しかし、急に食べたくなるものは、パンやお肉、スイーツなど砂糖や小麦粉製品、動物性食品がほとんどです。このような食欲と向き合うのは、なかなか難しいことです。

    ということで、今朝のテーマは「食欲との向き合い方」についてです。UANGOプログラムを終えた後に、もし食欲が止まらない場合はどう向き合えばいいのか?一緒に考えていきたいと思います。

    食欲が止まらない理由

    食欲が止まらない状況はどうして起こるのでしょうか?
    実は食欲が止まらない状況は、ストレス・疲れ・睡眠不足・砂糖依存症・ホルモンバランス・栄養不足の6つが原因になっていることがほとんどです。皆さんが経験された食欲が止まらない状況に、どれか当てはまりますか?

    ここからはそれぞれの現象と対処法をお話していきたいと思います。

    食欲が止まらない状況一つ目は、「ホルモンバランス」です。特に女性の場合は生理前に食欲が止まらないという状況がありますよね。私の場合は無性に甘いものが食べたくなり、体が求めているといるのを感じます。

    生理前や生理中は、女性ホルモンの影響で血糖値が下がるため、甘いものを無性に食べたいと感じる方が多くなります。 また、この時期は身体が妊娠に備えて脂肪や栄養、水分や塩分を体に蓄えようとするので、食欲が旺盛になります。子孫を残すために身体が頑張っている状態なので、甘いものを食べたくなることや、食欲が旺盛になることは自然な現象です。

    それでは、このような現象が起こったときに、どうやって食欲と向き合えばよいのでしょうか。一番大切なことは身体が求めるものをしっかり理解した上で、食べ物を選ぶことです。まずは、しっかり玄米などの主食を食べてみましょう。生理前に炭水化物の摂取を控えると、体が糖質を求めて甘いものを欲しやすくなるので、主食は適量を食べることが過食を押さえます。そして甘いものが欲しくなった時にオススメなのが、プルーンです。生理中は鉄分が失われて貧血になりがちなので、甘くて鉄分を補給できるプルーンは便利です。

    お飲み物では、ココアがオススメです。砂糖の代わりに甘酒やメープルシロップ、牛乳の代わりに豆乳を使うと身体にも優しいドリンクになります。生理前は、我慢をするほど、反動で暴飲暴食してしまうので、適度に自分の身体を満足させてあげることで、無理なく過ごせます。

    食欲が止まらない状況二つ目は、「睡眠不足」や「疲れ」です。実はアメリカのスタンフォード大学の研究で、睡眠不足と食欲が深く関係しているということがわかっています。

    寝不足や疲れた状態で食べ過ぎてしまうと臓器が休まらないため、より疲れてしまうことになりかねません。こういう状態の時は、消化にも優しいものがオススメです。例えば、野菜スープ、お粥など、胃腸を休める食べ物を意識的に選ぶのが良いです。そして一番の対処法は、寝ることです。寝てしまえば寝不足解消や疲れもとれます。食べたいと思う前に、歯磨きをしてベッドに入ってしまいましょう。

    ホルモンバランスや睡眠不足が原因の時の食欲との向き合い方についてお伝えしました。では、ストレスや砂糖依存症が原因の場合はどうしたらよいのでしょうか。

    食欲と向き合うには…?

    食欲が止まらない状況を引き起こす原因を6つ冒頭でお伝えしました。「ストレス、疲れ、睡眠不足、砂糖依存症、生理前、栄養不足」です。その中でも厄介なのが「ストレス」と「砂糖依存症」です。もし、毎日のように頻繁に食欲が止まらない状況があり、さらにそれが甘いものであるようなら砂糖依存症が考えられます。

    これはある程度の期間、甘いものを控えことでおさまるので対処はしやすいのですが、そもそも控えること自体がストレスになって辛かったりします。実は私の夫もアフリカを一緒に旅した際に砂糖依存症になりました。アフリカで売っている飲料水がお水かコーラのことが多く、夫はお水ではなくコーラを選んでいたため、1日にコーラを3本飲むこともありました。

    それが毎日続くと、段々コーラを飲まないとイライラしたり、頭痛がしたりするという症状が出てきました。原因がコーラだということに気づいてから、夫は自力でコーラを含めた甘いものを断ち、結果的に依存症からは脱することができました。しかし、コーラを断ってからの最初の3日間ほどは本当に辛そうでした。

    砂糖は、マイルドドラッグとも呼ばれるぐらい、薬物やアルコール並みの中毒性や依存症があると言われています。そのため、タバコのようにやめるのがつらい期間があります。ただ数日を乗り越えれば、後は徐々に減らすことが可能です。

    また、砂糖が悪いというわけではなく、過剰摂取が問題です。そのため、対処法としてはまず甘いものを身の回りに置かないことがとにかく大切です。もし、少し甘いものが食べたくなった場合に手を伸ばした先に甘いものを置かないことが有効な対策です。

    甘いものの代わりに、さつまいも・カボチャなどの甘めのお野菜、フルーツなどを近くに置き、甘いものを欲した時には、これらで食欲を抑えましょう。

    最後に、ストレスについてお話しします。実は一番わかりにくいのが、このストレスによる食欲です。

    まず、対処法としてはストレスの原因を絶つことが根本的な解決になります。そのため、ストレスの原因がわかっている際には、その原因を解決することが大切です。しかし、ストレスの原因を解決することは、なかなか難しいですよね。

    例えば会社の人間関係や、家事や育児など、そもそもストレスの原因を解決することが難しい場合もあります。そのため、まずは何が大きなストレスなのかを、自身や普段生活・働き方を振り返って考えてみましょう。

    まずは、ストレスを感じるときに何かパターンがないかを探してみてください。もしストレスの原因がわかった場合、それが対処しにくいものであれば、ぜひ周りの方に相談をしてみてください。相談しても対処が難しいという場合もあると思います。そのようなときは、ある程度であれば食欲を開放してみてもいいと私は思っています。

    なぜなら、ストレスがあまりにも溜まってしまいうつになってしまったり、取戻しが付かない状態まで心身が疲れてしまったりすることがあるためです。そうなる前に自分が食べたいものを食べ、気持ちを解放してあげることも、一つの対処法です。

    何よりも大事なことはこのUANGOラジオでずっとお伝えをしている、バランスを保つことです。砂糖やお肉、グルテンをきっぱり断つということは一定期間を超えていくと、ストレスがたまって爆発してしまったり、食欲のリバウンドが起こってしまったり、メンタル面でより辛くなってしまうと思います。

    食事を断つ→リバウンドする→断つ→リバウンドする、の繰り返しで幸せな状態にはなりません。どうしても対処できないストレス原因で何かを食べたくなった場合には、まずは一息ついてお茶を飲んでみてください。

    実は大体の場合はそれで収まることがあります。それでも直らない場合は、無理に我慢をするのではなく、ちょっとしたご褒美で好きなものを食べることも自身をケアする1つの方法です。

    また、大切なのはその後です。次の日は玄米食を食べるなどバランスをとることが重要です。皆さんも食欲が止まらない状況になったときは、まずは自分と向き合ってみてくださいね。

    最後に

    5日目の朝は「食欲との向き合い方」についてでした。大事なのは我慢することよりも、原因を正しく理解してバランスを取ることです。無理をせずに、玄米食を楽しんでくださいね。

    それでは本日も心穏やかにお過ごしください。また夜お会いしましょう。行ってらっしゃい。