プログラム2日目の夜になりました。いかがお過ごしでしょうか?
今日からおかず一品が追加できるようになりました。晩ご飯は何か一品を楽しまれましたか?
さて、2日目の夜、今回のテーマはお肉についてです。
玄米食プログラム中に、「お肉の話を聞くのは辛い‥」と思われるかもしれません。今夜はお肉の良いところと悪いところについてお話します。
先に結論をお伝えしますと、砂糖の話と同じく、やはりバランスが大切です。そもそもどんなメリットがあるのか、なぜ摂りすぎると体に悪いのか、どう向き合っていけばいいのかをご紹介したいと思います。
お肉が大切な理由
まず最初は、お肉が私達にとって大事な理由についてです。
お肉といえば、タンパク質、アミノ酸が含まれています。特に重要とされるのが、必須アミノ酸です。これらは、体内では生成できない9種類のアミノ酸のことを指します。また、筋肉や臓器を作るために欠かせないものです。お肉からはこの必須アミノ酸を摂取できます。
また、お肉にはエネルギーや栄養素の代謝に関わるビタミンB群がとても豊富です。さらに、アナンダマイドという幸福感をもたらす物質が含まれていることで、お肉を食べると幸せと感じるのです。
お肉は、必須アミノ酸が豊富だったり、エネルギーの代謝も促進したり、幸せを感じられる効果があったりと良い食材だと思ってしまいます。
しかし、いい話には裏があります。食べると良いことがある一方で、お肉には内臓に負担をかけてしまうという大きなデメリットがあります。
お肉のデメリット
何よりも大きなデメリットは「消化に悪い」という点です。これが上記で挙げた良いところを打ち消す、大きなデメリットになります。
野菜は消化に2時間程度しかかからないところを、お肉はなんと12時間から丸々1日24時間かかると言われています。そのため、野菜やご飯よりも消化活動にたくさんのエネルギーを使い、消化器官が休まらない状態が続きます。そういう状態になると、消化器官がずっと動くため、身体が疲れた状態になります。
そしてお肉の最大のデメリットが、腸内環境を悪化させてしまうことです。お肉は腸に長い間とどまるため、その間に腐敗してしまいます。その腐敗が悪玉菌のエサになったり、悪玉菌が増えてしまう原因になります。
先日の音声配信で、腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌の紹介と、その三つのバランスがいいと腸内環境が良くなるとお話をしました。お肉を食べ過ぎると、悪玉菌のギャングたちが幅を利かせてしまい、腸内環境がどんどん悪化してしまいます。
悪玉菌が多くなると、便秘や下痢、肌荒れとかニキビとかが目立ったり、大腸がんのリスクも高まると言われています。食べ過ぎると臓器が休まらないだけでなく、腸内環境も悪化させてしまいます。
お肉との付き合い方
そこで考えるべきは、そんなお肉とどう付き合っていけばいいかということです。必須アミノ酸を含むので、お肉は必要と思われがちです。しかし、大豆が発酵した味噌にも、必須アミノ酸が含まれています。つまり、お味噌汁を飲むことは腸内環境も良くし、必須アミノ酸も取れ、一石二鳥なんです。
しかし、「お味噌汁だけ飲んでいれば、もう肉は食べなくていい」とはならないと思います。お肉の食べすぎは良くないけれど、完全に悪者扱いする必要はなく、お肉も食べていいと私は思います。大切なのは量と頻度。人間に必要なお肉の量は体重60キロの人に対し、実は1日に60gだけでいいと言われています。
ただ、上記はひとつの指標となる数字なので、実際どのくらい食べると体への負担が重くなるかは人それぞれです。だからこそ、ご自身の身体の声に耳を傾けることが大切です。
お肉とうまく共存するその方法は、「適量を知ること」というふうに考えています。ぜひ、どれだけ食べたら満足感と腸内環境のバランスがとれるのか、これからそのちょうど良い部分を探っていってみてくださいね。
最後に
本日朝はお砂糖、そして夜はお肉についてお話しました。どちらも上手に付き合い、良いバランスを見つけることが、健康的な食生活を継続する上で大切です。
今実践していただいているUANGOのプログラムでは、「全てをそぎ落とす体験」が出来ています。そぎ落とした食事を実践していただいて、自分の心と体と向き合っていきましょう。